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全国学力調査 出題“固定化”の傾向

出題「固定化の傾向」 学力調査、専門家ら指摘

小6、中3を対象に21日朝から実施された3回目の全国学力調査は、各校で予定通り終了した。文部科学省によると、13小学校、10中学校でインフルエンザによる学校、学級閉鎖などがあり実施されなかったが、その他は大きなトラブルはなかったという。

全国学力調査は、知識中心のA問題と知識の活用を問うB問題があるが、全国規模で子どもの学力を分析する素材として適切か、専門家には厳しい見方がある。

算数・数学について、子どもの学力の国際比較研究を進めている大教授(数学教育)は「ABとも昨年より易しい基礎的、基本的な問題構成だ。あまりに易しいと、ほとんどの子が正解する学校が出る可能性もある。それでは分析をしても意味がない」と指摘する。

文科省は2学期が始まるまでに採点結果、正答率などを各地に通知するとしているが、同教授は「数カ月後では遅い。文科省は予想される正答率をすぐ公表してほしい」と注文を付ける。それと比較すれば各学校が子どもたちの弱点を早く把握でき、現場の教員も指導にいかすことができるという考えだ。

一方、国語について別の大教授(国語教育)は「全体に出題の傾向が固定化、形式化してきている」とみる。A問題について「小中とも相互に関連のない小問題が並べてあり、断片的な知識を確かめる結果になっている」。ただ、中学のB問題は「比較的バランスが取れ、設問も適切だ」と評価した。

国立教育政策研究所は、今回の出題意図や解説を22日、ホームページ(http://www.nier.go.jp)に掲載する。



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